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ネナベ

ネナベ

「ネナベ」とは、インターネット上のチャットルーム、SNS、オンラインゲームなどの各種コミュニティ空間において、実社会における生物学的性別は女性でありながら、ハンドルネーム、話し言葉、使用キャラクターなどを男性のように偽装、または演じて活動している人物を指すネットスラングです。
男性が女性を装う「ネカマ(ネットのオカマ)」の対義語として考案されました。

この記事の3大要点(30秒でわかる要約)
  • ネットのオナベの略: 性転換やLGBTQの文脈ではなく、あくまでネットゲームやチャット等の一時的なロールプレイ・身分偽装を指す。
  • 防衛目的としての「ネナベ」: オンラインゲーム等で「女であること」を明かすと発生しやすい、過剰なナンパやつきまとい行為から身を守る自衛策。
  • ネカマとの経済的性質の違い: 男性が女性を装うネカマが「他者から金銭やアイテムを貢がせる(姫プレイ)」ために悪用されることが多いのに対し、ネナベは「静かにゲームを楽しみたい」という防衛的動機が多い。

「ネナベ」の動機とオンラインゲーム内のジェンダーギャップの背景

オンラインゲーム(特にMMORPGやFPS)の世界では、歴史的に男性プレイヤーの比率が高く、女性プレイヤーが参加すると過度な注目を集めてしまう「姫扱い」や、ゲームの失敗を「女だから下手だ」と性差別的に非難される偏見が存在していました。
このような面倒な人間関係やハラスメントを未然に回避し、一人のプレイヤーとして対等にプレイを楽しみたいと考えた女性たちが、名前やチャットの語尾(〜だぜ、〜だな等)を男らしく設定したのがネナベの始まりです。
つまり、ネット上のジェンダーバイアスに対する合理的な生存戦略としての側面を持っています。

「ネナベ」の具体的な会話例・使い方

オフライン会(オフ会)を前にしたゲーマー同士の会話

ゲーマーA:「いつも男勝りで頼れるギルドマスターのケンさん、今回のオフ会で初めて会ったらすごく可愛い女の子だったんだよ。」

ゲーマーB:「えっ、ケンさんってネナベだったの?確かにゲーム内で女性だと分かるとナンパされて面倒くさいから、自衛のために男キャラ使ってたんだろうね。」

ネカマ(男性➡女性)とネナベ(女性➡男性)の傾向比較

特徴 ネカマ (Nekama) ネナベ (Nenabe)
物理的な性別 男 ➡ ネット上で「女」を装う 女 ➡ ネット上で「男」を装う
主な目的 承認欲求の獲得、アイテム・金銭の詐取(一部の悪質例) 自衛(ナンパやストーカーの回避)、対等なプレイ
コミュニティ内での発覚時 騙されたと感じた他プレイヤーからの怒りを買いやすい 「自衛のためなら仕方ない」と比較的許容されやすい

よくある疑問(FAQ)

Q:ネットで知り合った友達がネナベ(またはネカマ)だった場合、問い詰めるべきですか?

A:問い詰めるのはマナー違反です。オンライン上の性別は一種のアバターであり、現実の個人情報とは異なります。悪質な詐欺目的でない限り、相手が演じる性別(ロールプレイ)を尊重し、裏の真実にはあえて触れないのがネットコミュニティにおける大人の「暗黙のマナー」です。

「ネナベ」における適切なモラルとロールプレイの境界線

自衛のための「ネナベ」は広く容認されていますが、男性を演じる中で、他の女性プレイヤーに対して過激なナンパを繰り返したり、男性ならではのコミュニティ内暴言に同調して他者を攻撃するなどの「悪質なキャラクターの暴走」を引き起こすことは論外です。偽装はあくまで「平和的にゲームを楽しむための盾」であるべきであり、他人を騙して恋愛感情を弄んだり(出会い厨行為)、金銭的・人間関係的な優位性を築くための武器として悪用することは絶対に避けましょう。

ネナベ」について

当ページは、意味・業界用語集における「ネナベ」の解説ページです。専門用語の意味や使い方について加筆・修正のご要望がございましたら、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。