アイミツ（相見積もり）

「アイミツ」とは、「相見積もり（あいみつもり）」の略 で、複数の業者から見積もりを取ること を指します。
商品を購入したり、サービスを依頼したりする際に、複数の業者に同じ条件で見積もりを依頼し、価格や内容を比較検討するために行われます。

「アイミツ」の目的

「アイミツ」を行う目的は、主に以下の点が挙げられます。

• 適正価格の把握
  複数の業者から見積もりを取ることで、市場の相場や、適正価格を把握することができます。
• コスト削減
  競争原理を働かせることで、より安い価格で、商品やサービスを購入できる可能性があります。
• 条件の比較
  価格だけでなく、納期、品質、サービス内容など、様々な条件を比較検討することができます。
• 業者の選定
  最も自社に適した業者を選定するための判断材料となります。
• 価格交渉の材料
  価格交渉を行う上で、重要な材料となります。

「アイミツ」を行う流れ

1. 依頼内容の明確化: 見積もりを依頼する商品やサービスの内容、数量、納期、希望条件などを明確にします。
2. 業者の選定: 見積もりを依頼する業者を、複数選定します。
3. 見積もり依頼: 選定した業者に、見積もりの作成を依頼します。
4. 見積もりの比較検討: 各社から提出された見積書の内容を、比較検討します。
5. 業者の決定/価格交渉: 最も条件の良い業者を選定し、必要に応じて価格交渉を行います。

「アイミツ」のメリット

• コスト削減に繋がる可能性がある。
• 適正価格を把握できる。
• 複数の業者を比較することで、より良い条件で契約できる。
• 価格交渉がしやすくなる。
• 各社の強みや特徴を把握できる。

「アイミツ」のデメリット

• 手間と時間がかかる。
• 業者とのやり取りが増える。
• 必ずしも、最安値の業者が最適とは限らない。
• 価格競争を招くことで、品質やサービスの低下を招く恐れがある。
• 業者選定を誤ると、トラブルに発展する可能性がある。

「アイミツ」の使用例

• 「新しいシステム導入にあたり、複数のベンダーからアイミツを取った」
  システム導入の業者を選定するために、複数の会社から見積もりを取ったことを説明する。

• 「この案件は、アイミツを取って、一番安い業者に発注しよう」
  コストを抑えるために、複数の業者から見積もりを取り、最安値の業者に発注することを指示する。

• 「アイミツの結果、A社が最も条件が良かった」
  複数の業者から見積もりを取り、比較検討した結果、A社が最も優れていたことを伝える。

• 「相見積もりを取ることはビジネスマナーとして一般的になりつつある」
  複数の業者から見積もりを取ることは、もはやビジネスマナーとして認知されていることを説明する。

• 「アイミツを取る時間がないので、今回は随意契約にしよう」
  時間的な制約があるため、今回は相見積もりを取らずに、特定の業者と契約することを説明する。

• 「この金額で契約するには、アイミツを取ったという、社内稟議を通すための根拠が必要となります」
  高額な契約をする場合、複数社の見積もりを取る必要性を説明する。

「アイミツ」と関連する用語

• 見積もり: 商品やサービスの価格、納期、数量などを、業者に提示してもらうこと。
• 見積書: 見積もりの内容を記載した書類。
• 随意契約: 競争入札などを経ずに、特定の業者と任意で契約を締結すること。
• 入札: 複数の業者が、価格や条件などを提示し、最も有利な条件を提示した業者が落札する方式。
• コンペ（コンペティション）: 複数の企業から企画や提案を募り、優れたものを選定すること。