AFK は “Away From Keyboard” の略で、「キーボードから離れている」という意味です。
つまり、コンピュータの前にいない、またはすぐに返信できない状態であることを示す際に使用します。

AFK の起源

AFK は、1990 年代に IRC などのチャットルームで生まれた言葉です。
当時、オンラインでコミュニケーションを取るには、文字通りキーボードに繋がれている必要がありました。
そのため、チャットルームでのエチケットとして、自分が一時的に離席することを伝えるために「AFK」という言葉が生まれたのです。

その後、オンラインゲーム、特に MMO (多人数同時参加型オンラインゲーム) で広く使われるようになり 、現在ではオンラインゲーム以外でも、チャットやソーシャルメディアなどで広く使用されています。

AFK が使用される場面

AFK は、以下のような場面で使用されます。

  • オンラインゲーム中、トイレ休憩や食事などで一時的に離席する場合。例えば、激しいゲームセッションの途中で「ちょっと AFK、 お菓子を取ってくる」のように使います。
  • チャット中に、急用で席を外す場合
  • オンライン会議中に、一時的にミュートにする場合
  • AFK Journey のようなゲームでは、プロフィール画像をタップし、歯車のアイコン、Others タブ、「Promo Code」の順にタップすることでコードを利用できます。
  • AFK Arena のようなゲームでは、Keymapping Tool を使用してスキルをキーボードまたはマウスに割り当てることができます。

要するに、デジタルコミュニケーションにおいて、自分がすぐに対応できない状況であることを相手に伝える際に、AFK は役立ちます。

AFK in Minecraft

Minecraft のようなゲームでは、AFK になる際に、インベントリやチェストを開いておくことで、タブアウトしてもゲームが一時停止しないようにすることができます。
これは、Minecraft が AFK 状態を必要とする状況が多いゲームであるため、ゲームを中断せずに AFK 状態になるための有効な手段となります。

AFK に似た意味を持つ他の略語との違い

AFK と似た意味を持つ略語として、「BRB (Be Right Back)」があります。どちらも一時的な離席を意味しますが、ニュアンスが異なります。

  • AFK: キーボードから離れることを明確に示す場合に使用します。戻ってくるまでの時間は、明確ではありません。 例えば、「AFK、 綺麗な夕日を見てくる」のように使います。
  • BRB: すぐに戻ってくることを示す場合に使用します。

AFK と BRB は、状況に応じて使い分けることが重要です。例えば、数分のトイレ休憩であれば「BRB」、数時間の外出であれば「AFK」を使う方が適切です。

その他にも、「BBL (Be Back Later)」「TC (Take Care)」「TYT (Take Your Time)」など、状況に応じて使い分けられる略語があります。

AFK を使用する場合の注意点

AFK は、主にオンラインゲームやチャットなど、 インフォーマルな場面で使用される言葉です。 ビジネスシーンやフォーマルな場では、使用を避ける方が無難です。

また、AFK を使う際は、状況に応じて「BRB」などの他の略語と使い分けるようにしましょう。

AFK に関する興味深いエピソードや豆知識

  • AFK は 2009 年に Oxford English Dictionary に掲載されました。
  • AFK は、オンラインゲームで AFK 状態のプレイヤーを指す名詞としても使われることがあります。 例:「彼はいつも AFK だ」

まとめ

この記事では、AFK の意味、起源、使用場面、注意点などを詳しく解説しました。AFK は、オンラインコミュニケーションを円滑に進める上で便利な言葉ですが、状況に応じて適切に使うことが重要です。

特に、オンラインゲームでは、AFK を使うことで、他のプレイヤーに自分の状況を伝えることができます。また、チャットなどでも、AFK を使うことで、相手に失礼な印象を与えることなく、一時的に離席することができます。

インターネットスラングは、オンラインコミュニケーションを豊かにする一方で、TPO をわきまえて使うことが大切です。この記事が、AFK についての理解を深め、適切な場面で活用する一助となれば幸いです。

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