「バグる」とは、コンピュータのプログラムやシステム、ソフトウェアなどに不具合や誤作動が生じることを指す俗語(スラング)です。
主に、予期せぬエラーが発生したり、正常に動作しなかったりする状態を表します。
「バグる」の語源
「バグる」は、英語の”bug”(虫)が語源です。
- 「バグ(bug)」とは、プログラムの誤りや欠陥のことです。
- 昔のコンピュータは、現代のものと比べると非常に大きく、真空管などを使用していました。
その中へ、蛾などの虫が入り込み、回路の故障や誤作動の原因となったことから、プログラムの誤りや欠陥のことを「バグ」と呼ぶようになったと言われています。
「バグる」の具体的な症状
「バグる」と表現される具体的な症状には、以下のようなものがあります。
- アプリケーションが強制終了する
- 画面がフリーズする(固まる)
- 操作を受け付けなくなる
- エラーメッセージが表示される
- 動作が遅くなる
- 意図しない動作をする
- データが破損する
「バグる」の使用例
- 「昨日リリースしたアプリ、なんかバグってるみたい」
アプリに不具合が発生していることを伝える。 - 「このバグった画面、どうしたらいいの?」
画面表示がおかしく、対処法がわからないことを質問する。 - 「ゲームしてたら、急に画面がバグってフリーズした」
ゲーム中に画面表示に異常が発生し、固まったことを説明する。 - 「このバグは、いつまでに直せそう?」
プログラムの不具合の修正時期について確認する。 - 「パソコンがバグったから、再起動してみるよ」
パソコンの動作がおかしくなったため、再起動を試みることを伝える。 - 「しっかりテストしたんだけど、またバグっちゃったよ」
十分にテストをしたにもかかわらず、不具合が発生したことを嘆く。
「バグる」に関連する用語
- バグ: プログラムの誤りや欠陥そのものを指す名詞。
- デバッグ: プログラムのバグを発見し、修正する作業のこと。
- バグフィックス: バグを修正すること。
- エンバグ: わざとバグを仕込むこと。または修正したつもりが、別のバグを作り込んでしまうこと。
「バグる」と似た表現
- 不具合が発生する
- エラーが出る
- 誤作動を起こす
- 障害が発生する (こちらはシステム全体が停止するなど、より大きな問題に対して使われることが多い)
- ハングる: 主に、アプリケーションやシステムが操作を受け付けなくなり、フリーズした状態を指す。(「ハングアップする」の略)
「バグる」とは、IT業界で、プログラムやシステムに不具合や誤作動が生じることを指す俗語です。
予期せぬエラーや、正常に動作しない状態を表し、開発現場では日常的に使われる言葉です。
「バグ」という言葉自体は、プログラムの誤りや欠陥そのものを指す名詞として使われます。
この解説が、IT業界の「バグる」についての理解を深める助けになれば幸いです。
予期せぬエラーや、正常に動作しない状態を表し、開発現場では日常的に使われる言葉です。
「バグ」という言葉自体は、プログラムの誤りや欠陥そのものを指す名詞として使われます。
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