半角英数字

「半角英数字」とは、半角文字で表される、アルファベット（英語）と数字 のことです。
コンピュータやシステム上で使われる文字コードの一種で、具体的には、”a”から”z”、”A”から”Z”、”0″から”9″、そしていくつかの記号（!”#$%&'()*+,-./:;<=>?@[\]^`{|}~など）が含まれます。

「半角」とは？

「半角」とは、文字の幅が、全角文字の半分であるということです。

• 半角文字:
  1バイト（またはそれ以下の情報量）で表現される文字で、主にASCIIコード体系に含まれる英数字や記号が該当します。幅が狭いのが特徴です。例：a, A, 1, !, #
• 全角文字:
  2バイト（またはそれ以上の情報量）で表現される文字で、主に日本語のひらがな、カタカナ、漢字や、一部の英数字・記号が該当します。幅が広いのが特徴です。例：あ, ア, １, ！, ＃

なぜ「半角英数字」が重要なのか？

コンピュータやシステムは、基本的に半角英数字で情報を処理・認識するように設計されています。そのため、特に以下のような場面で「半角英数字」の使用が求められます。

• プログラミング
  ほとんどのプログラミング言語では、変数名、関数名、キーワードなどに半角英数字を使用します。
• データベース
  データベースにデータを格納する際、データの型として半角英数字を指定することが多くあります。
• ファイル名
  ファイル名やフォルダ名に半角英数字を使用することで、異なるOS間での互換性を保ちやすくなります。
• URL
  ウェブサイトのアドレス（URL）には、基本的に半角英数字が使用されます。
• メールアドレス
  メールアドレスには、半角英数字と一部の記号（@, ., -, _など）が使用されます。
• ID・パスワード
  多くのウェブサービスやシステムのID・パスワードには、半角英数字の使用が求められます。

「半角英数字」の使用例

• 「パスワードは、半角英数字8文字以上で設定してください」
  ウェブサービスの登録時などに、パスワードの入力規則として指示される。
• 「ファイル名には、半角英数字とアンダースコア(_)を使用してください」
  ファイル名の命名規則として、使用可能な文字を制限される。
• 「この項目には、半角英数字で入力してください」
  データベースやフォームなどで、入力する文字の種類を制限される。
• 「URLはすべて半角英数字で構成されています」
  ウェブサイトのアドレスが、半角英数字で構成されていることを説明する。
• 「プログラムの変数名には、半角英数字を使ってください」
  プログラミングのコーディングルールとして、変数名の命名規則を説明する。
• 「メールアドレスは全て半角英数字で入力ください」
  メールアドレスをフォームに記入する際、全角文字ではエラーになる事を説明する。

「半角英数字」と「全角英数字」との違い

• 見た目
  半角英数字は幅が狭く、全角英数字は幅が広いです。
• データサイズ
  半角英数字は1バイト、全角英数字は2バイトのデータサイズを持ちます（一部例外あり）。
• 互換性
  半角英数字は、ほとんどのシステムで問題なく使用できますが、全角英数字はシステムによっては正しく認識されない場合があります。
• 用途
  半角英数字は、プログラミング、データベース、URL、メールアドレスなど、システム内部の処理やデータの識別に適しています。全角英数字は、日本語の文章中で数字やアルファベットを表記する際に適しています。