「アスタラビスタ」。映画のセリフや歌の歌詞などで見聞きしたことがあるかもしれません。 この記事では、「アスタラビスタ」という言葉の意味、語源、使い方、そして興味深いエピソードなどを詳しく解説していきます。

「アスタラビスタ」の意味

「アスタラビスタ」は、スペイン語の “Hasta la vista” をカタカナ表記した言葉です。
基本的には「さようなら」「また次に会う時まで」といった意味の別れの挨拶として使われます。

「アスタラビスタ」の語源

「アスタラビスタ」は、3つの単語から構成されています。

  • “Hasta” : ~まで
  • “la” : 定冠詞(英語の “the” にあたる)
  • “vista” : 見る

“Hasta” はラテン語で「~まで」を意味する言葉に、”vista” は「見ること」を意味するラテン語に由来します。 これらの単語を組み合わせることで、「また会う時まで」という意味が生まれます。

「アスタラビスタ」の用例

「アスタラビスタ」は、様々な文脈で使用されます。

  • 一般的な別れの挨拶
    友人や知人との別れ際に、「じゃあね」「またね」といった感覚で「アスタラビスタ」と言うことができます。
  • 軽い別れの挨拶
    親しい間柄での別れ際に、カジュアルな表現として使われます。
  • 少し冷めた別れの挨拶
    皮肉や冗談を込めて、もう会うことはないだろうというニュアンスで使うこともあります。
    特に、映画『ターミネーター2』で、ターミネーターが敵を倒す際に「Hasta la vista, baby.」と言ったシーンが有名で、この場合は「お前とはもう終わりだ」といった強い意味合いが含まれています。

例文

  • Hasta la vista, pequeña. (じゃあな、チビ助)
  • Hasta la vista, amigo. (またな、友よ)
  • Hasta la vista, compañero! (さらばだ、相棒!)
  • Hasta la vista chicos. (じゃあな、みんな)

「アスタラビスタ」に似た表現

スペイン語には、「アスタラビスタ」以外にも様々な別れの挨拶があります。
それぞれの表現の意味、フォーマルさ、使う場面を以下の表にまとめました。

Expression Meaning Formality When to Use
アスタラビスタ また次に会う時まで カジュアル 友人や知人との別れ際
Adiós (アディオス) さようなら フォーマル・カジュアル 幅広い場面
Hasta luego (アスタ ルエゴ) また後で カジュアル 比較的短い時間の別れ際
Nos vemos (ノス ベモス) また会いましょう カジュアル アスタラビスタとほぼ同じ意味
Chao (チャオ) バイバイ カジュアル 軽い別れの挨拶

「アスタラビスタ」の興味深いエピソード

  • 映画『ターミネーター2』
    アーノルド・シュワルツェネッガー演じるターミネーターが、敵を倒す際に「Hasta la vista, baby.」と発したシーンはあまりにも有名です。
    この映画での印象的な使用により、「アスタラビスタ」は世界的に広く知られるようになりました。

  • 音楽
    日本の音楽グループ「アスタラビスタ」 は、RIP SLYME、SOFFet、SPONTANIA、Full Of Harmony、UL、MELLOW YELLOW のメンバーからなるパーティー集団です。
    彼らは、2009年に東京で結成され、クラブを中心に活動を始めました。
    持ち味は、底抜けの陽気さと天性のパーティー気質で、聴けば誰もが踊り出したくなるような音楽です。
    「ROCK IN JAPAN FES.」「SUNSET LIVE」「KOYABUSONIC」といった大型フェスにも出演し、観客を熱狂の渦に巻き込みました。 

結論

「アスタラビスタ」は、スペイン語の別れの挨拶で、「さようなら」「また次に会う時まで」といった意味を持ちます。
映画『ターミネーター2』での使用により世界的に認知され、カジュアルな場面で広く使われています。
「アスタラビスタ」以外にも、スペイン語には様々な別れの挨拶があり、それぞれ意味合いが異なります。
興味深いことに、日本では「アスタラビスタ」という名前の音楽グループが存在し、明るく陽気なパーティーチューンで人気を博しています。

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